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「看取り士」ってどんな人?

余命1ヶ月くらいから納棺まで旅立つ方とそのご家族様に寄り添わせていただく仕事です。

家族や周りの意見ではなく、その方が最期の時、どこで旅立ちたいか?

訪問される医療従事者の方々とも連携を図りながら、幸せな最期の時間を過ごしていただけるようにします。

また、ご家族様のご不安や心配事などにも耳を傾け、安心して生活が出来るように傍に寄り添います。

なお、全国に看取りステーションは65か所、看取り士は2550人ほどいます。(2024年5月現在)

今後のコラムで看取り士の詳しいお話もお伝えしていきたいと思っています。

全ての人が愛されていると感じて旅立てる社会を創りたい

日本看取り士会の柴田久美子会長が平成14年に島根県の人口600人の離島(知夫里島)で「看取りの家 なごみの里」を始めたことが看取り士のスタートです。そこで、ご本人の望む自然死で抱きしめて看取る実践を重ねてきました。

「なごみの里」の設立のきっかけは、マザーテレサの施設「死を待つ人の家(カリガード)」です。
マザーテレサはスラム街の路上で倒れている人をカリガードに連れて行かれ、お身体をきれいにして、あたたかいスープを飲んでいただき、最期はその方の宗教に合わせて抱いて看取っていらっしゃいました。
マザーテレサは「人生のたとえ99%が不幸だとしても、最期の1%が幸せならば、その方の人生は幸せなものに変わるのです」というお言葉を残しておられます。
私達看取り士は「全ての人が最期の時 愛されていると感じて旅立てる社会を創りたい」と思っています。
マザーテレサの夢の続きを追いかけます。